2012-1-29
ニュース一覧に戻る
■名前:岡田 圭右 ■皆様へ一言 初めまして、代表の岡田です。安心・格安・迅速をモットーに日々活動いたしております。錠前を通して、皆様の生活を守るお手伝いが出来ればと思っております。
1級認定技術資格者
管理されているマンションのオートロック扉に付いている電気錠が、脱落しそうなくらいガッタガタに
ネジが緩んでいるとの事だ。 お電話を頂いた時、他所に錠前取り付け作業をしていたので
作業完了後、現場に向かった。
現場に到着してからドアと電気錠をチェックすると、電気錠の動作自体は、なんの問題もなく作動しており、
取り付けが緩んでしまっているだけのようで、電気錠本体が扉の縦框からはみ出していた。
表側から見るとシリンダーの横から内部が見えてしまっており、取り敢えず分解して、
ネジの状態を見ることにした。
電気錠をドアから取り外すと、アルミサッシに直付けされていて下側のネジ穴がバカになっていて
ズボズボな状態になっていた。
アルミサッシの板厚は2ミリ弱くらいで、これに4ミリのビスで直付けするとやはりもちが悪い。
上側のネジ穴もかなり傷んでいたので合わせてエビナットでナッター加工して補修することにした。
ここでナッター加工について少しご説明したい。
バカになったネジ穴を補修するときや、弱い素材にシッカリネジ止めしたいときに非常に有効な手段で、
私の使用頻度はかなり高い。
左側の写真がエビナット(スチール製)で、このエビナットの外径ギリギリの穴を素材に開けて、
ハンドナッターにエビナットを装着します。
素材の穴に装着したエビナットを差し込んで徐々に締め上げていきます。締め上げていくと
反対側でエビナットがカシメられて膨れます。ハンドナッターを取り外してネジ穴の補修ができました。
ナッター加工が完成した状態です。ネジを締め上げていくと、エビナットは、
更にカシメられる方向の力がかかるため抜けません。
ナッター加工が終わり、電気錠を取り付けていきます。
今回使用したのは5ミリのエビナット(スチール製)で、かなり頑丈に補修することができました。
鍵の修理 ・ 錠前の修理は、ぜひ、住吉ロックサービスにお任せ下さい。